スパイクの構造 基礎知識 履き口編 2024年度版

1からわかるスパイクの構造 基礎知識

本日はスパイク(シューズ)を選ぶうえで確認しておきたいポイントの一つ

履き口回りの設計について記載していこうと思います。

正直優先度としては高くはないですが、合わないとストレスになることも。

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今回はそんな履き口周りについて解説していきます

擦れたり、当たったり、緩かったりするとストレスになりますので、参考にしていただければ幸いです。

履き口がフィットしないことによる問題

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この履き口回りというのは試着時に見落としがちな部位ですが

合わないと擦れたり、食い込んだりで痛みが発生しやすい場所でもあります

これらは主には履き口の高さ、そして強度が関係しています

履き口の高さ

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履き口の高さに関しては、かかとのホールド感に直結することが多いです

加えて、足首への接触による、擦れや痛みも出ることがあります

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高ければホールド感が出る一方で、接触による擦れや痛みが出ることもあり

低ければ擦れや痛みは出にくいですが、ホールド感が失われやすいです

高機能インソールやサポーターを併用する方は、履き口は高い方が良いことが多いですね

 

履き口の強度

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高さに加えて、履き口の強度も関係してきます

履き口が開く、緩い、柔らかい場合は、擦れや痛みは出にくいです

一方で、側方へのサポート力は落ちることもあります

加えて、上記のように開きやすい場合は、砂やチップがシューズ内に入りやすくもあります

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一方で、履き口の強度が高い、狭い場合は、擦れや痛みが出ることもあります

代わりにサポート性が高かったりすることも多いです

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くるぶしの高さ、足部の状態は人それぞれなので、一概にこれが良いというのは難しいですが

だいたいトップモデルは、そんなに変なものは無いかな、と思います

履き口の設計

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基本的な設計としては、必ず外くるぶしの方が低く、内くるぶしの方が高く設計されているはずです。

この高さに関しては外と内が同じ、もしくは内の方が低い場合、なんらかの意図がある可能性もありますが…

基本的には少しイレギュラーな設計になります。
※流石にここが変なシューズはそうそう見たことがないです

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また、近年ではニット素材のハイカット形状スパイクも続々と出ていますが

従来型のローカット版とは違い擦れるエッジがないので、割と擦れや食い込みが発生することはありません。

一方でこちらはこちらで使用を重ねるとニットが緩む、汚れる等のデメリットもあります。

加えて、パッドの位置の兼ね合いもあるので、思ってるほどハイカットではない、ということもあったりします

まとめ

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・履き口は高さと強度で変わる
・高い、硬いとサポートが増しやすい
・低い、柔いと痛みが出にくい
一番は痛みが出にくく、砂やゴムチップも入りにくい、

足首にピタッと吸い付くようにフィットする履き口回りのスパイクを選ぶことが大事


になるかと思います。

優先度合いはかかと、サイズ等に比べれば落ちるので、まずはかかと、サイズをしっかり合わせてから、こういった部分も見ていきましょう。

足やスパイク、動きに関しての詳しい情報はNOTEをどうぞ

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