最も怪我しやすいスパイクはSGモデル 季節によっても怪我の頻度が変わる可能性

論文紹介

2019年の論文で、ナイキのサッカースパイクを比べて、グリップ力を検証するものが出ています

論文元はこちら


6つのスパイクを、冬シーズン、春シーズンで牽引力、回転トラクションを比べているのが特徴

牽引力はパフォーマンスアップにつながりやすいものの、回転トラクションが高まると怪我しやすいという話が出ています


その前提で進めると、牽引力、回転トラクションともに最も高いのはSGモデルで、一番パフォーマンスアップに貢献しやすいけども、一番大怪我しやすいスパイクとなっています

この論文の面白いのは季節でも違いがあるとのことで、温かい季節に適した天然芝の方がスタッドが深くまで刺さることでグリップが増し、怪我するリスクが増えるというもの

逆に寒い季節に適した天然芝だと、温かい季節よりはまだリスクは抑えられるという話も出ています


また、牽引力に関してはスタッドの形状よりも、芝質の方が影響が大きいとしており、怪我からの復帰時はAGソールでプレーすることをおすすめするという話も

基本的にグラウンド状況に合わせてソールを変更するのが良いと思いますが、通常は旋回時に引っ掛かりにくいものを選ぶのが好ましいといえますね

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