ナイキやアディダス、プーマ、アシックス、ニューバランスから出ているスピード特化型スパイクのソールを解説。


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それぞれを比較しながら、どういった選手にとって最適なのかを解説していきます。






※ポジションに適したスパイクについては上記をチェック





【ナイキ】


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ナイキからはマーキュリアルシリーズがスピードスパイクとして展開されています。



今回はフルスペックを備えるFG(天然芝用)モデルを中心に解説していきます。
(※画像が手元に無いのでAGモデルを用います)




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基本的にソール部は11本のL字型スタッドを採用しているのが近年のマーキュリアルシリーズの特徴。


比較的多くの選手に合わせやすい強度設計で、スピードとは名前がつくものの、全方向へ抜群のスピード、キレを発揮するように設計されています。







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核となるのは中央から伸びた樹脂パーツを、前足部ではサイド方向に伸ばしてある設計。

中底の設計と合わさることで、前へ跳ねるように進む、反発力を得られやすい設計で、






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サイド方向に伸ばすことで、切り返しやステップといった、捻じれる動きから素早く戻るのも特徴。





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その上、他のスパイクに比べてかかと部分のスタッドもL字型で止まりやすく配置されており、鋭いストップ動作にも非常に強い設計です。












同じ外資系のプーマ、アディダスよりは癖が少ない一方で、最もグリップ性の高いスパイクであるマーキュリアルシリーズ。


スピードも、ステップのキレも、鋭さを求める選手の試合用でなら活躍できるスパイクで、履いた時に一番良さ、違いが分かりやすいスパイクではないでしょうか。


サッカーショップ加茂




【プーマ】


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プーマからはウルトラシリーズがスピードスパイクとして展開されています。



こちらもフルスペックを備えるFG(天然芝用)モデルを中心に解説していきます。





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こちらのソール部はL字型のスタッドと、ブレード形状のスタッドを組み合わせた11本のスタッドを搭載。


マーキュリアルシリーズよりもフレキシブルで、前方120°方向へ進むのに特に強いスパイクに仕上がっているのが特徴です。






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核となるのは前足部のL字型スタッド4本と、薄さとしなる反発性を突き詰めたソール設計。


フレキシブルに前後方向、そして良い感じに左右方向へもしなるので、前への加速力、前に進みながらの切り返しに特に強いのがウルトラ。










一方で、マーキュリアルシリーズにあったような全方向への強力なグリップ性、鋭いキレはスタッドの設計上劣りがち。


軽く、薄く、今回の中では比較的扱いやすいので、スピードを重視しつつ、サイドからのカットインや、裏へ抜ける動き、緩急をつけたスピードで抜き去る選手の試合用におススメなスパイクです。




サッカーショップ加茂



【アディダス】


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アディダスからはエックスゴーストシリーズがスピードスパイクとして展開されています。



同様にフルスペックを備えるFG(天然芝用)モデルを中心に解説していきます。





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エックスゴーストのソール部は、11本のL字とブレードの変形型をメインに採用している設計。


前足部にはカーボンプレートが内蔵されているのが他とは大きく違う機能性の一つです。








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真価はやはりこのカーボンプレートで、強烈すぎる程の反発性を発揮するソール設計に。


グリップ性も高く、扱いこなせるかが肝要ですが、扱いこなせる場合は他を凌駕する圧倒的なスピードを発揮するスパイクです。











一方でフレキシブルさはなく、縦へのスピードには非常に強いものの、横方向への動きや機敏なクイックネスという意味では他社に劣ります。


強靭なフィジカルを持つ、縦への圧倒的なスピードを求める選手の試合用としておススメな一足です。









【アシックス】





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アシックスは、X-FLY PROとメナス4の二種類がスピード系スパイクとして展開。


こちらはそれぞれ解説します。







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X-FLY PROに関しては13本の円柱、ブレードスタッドが組み合わさった設計で、最後まで噛み切るグリップ力が特徴のスパイク。







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先端にまで配置されたブレードスタッドが、加速時に地面を最後まで捉えることで、鋭い加速力を引き出すような設計となっているのが他とは違う仕様。


他のスパイクのような反発性で進む設計ではなく、自身の足、足指の力を十全に発揮できる仕様なので、自身の力がそのままスピードに反映されるスパイクとなっています。









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メナス4に関しては12本の円柱スタッドを用いたスパイクで、前傾姿勢をとりやすくすることで加速性を高めるのが特徴のスパイク。







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10mmのヒールアップ構造を用いることで自然に前傾となり、鋭く前へ素早く走り出せる体勢に仕向けるようなソール設計。

ここに加えて先端にまで配置している円柱スタッドが加速時にしっかりグリップするようなスタッド配置に仕上がっているのがポイント。







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適度なしなりとヒールアップ、先端のスタッド配置によって、いつでも瞬間的に加速する事が可能となっているのがメナス4の強み。


独特の癖はありますが、瞬間的な短い加速に強みのあるスパイクです。




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このように自身の力を最大限引き出せる加速性、雑に言い換えれば素足感の高い加速力が特徴のX-FLY PROと、前傾姿勢をとりやすくすることで高い加速力を発揮するのが特徴のメナス4という2種類がアシックスのスピードスパイク。



先程までの外資系メーカーとは違い、グリップ性は適度に強く設計しつつも、様々なグラウンドに対応しやすくしているのも長所となっているので、



様々なグラウンドで使用する事の多い、加速力重視の選手におススメなスパイクだといえるでしょう。






【ニューバランス】


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ニューバランスからはフューロンシリーズがスピードスパイクとして展開されています。



国内で主に展開されているHG(土、人工芝、天然芝対応)モデルを中心に解説していきます。
(※画像は手元にないのでV6 PRO HGで代用しています)




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フューロンのソール部は三角のスタッドを用いた14本で構成されているものに。


先端まで配置された三角のスタッドと、多くのスタッドが前への推進力に貢献する形状となっているのが特徴のスパイクです。








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基本的にはグリップ性の高い三角のスタッドで全方向へのキレを担保していますが、最も高いグリップ性を発揮するのは前への加速。


先端のスタッドによる最後まで噛み切るグリップ性と、前へ進むように配置、設計されたスタッドが、縦への推進性を生み出すスパイクとなっています。









一応全グラウンドに対応している利便性も兼ね備えているので、アシックスよりももう少し左右のグリップ性、キレが欲しい場合におススメになりやすいスパイクです。






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【まとめ】

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今回はスピードをメインとしたサッカースパイクの特徴についてまとめてみました。

イメージとしては、


・全方向+スピードを求めるならマーキュリアル

・前へ進みながらキレる動き、軽量性を求めるならウルトラ

・とにかく直進、爆速で前へ進むスピードならエックスゴースト

・どのグラウンドでも大体使える利便性まで考えるならアシックス

・どのグラウンドでも使える×鋭いグリップが欲しいならフューロン



という感じでしょうか。


最終的には使う人の足、感覚、レベル感等々が影響されるのでこれだけを基準に選ぶ事は出来ませんが、自分にとってスピードだけとっても何が大事なのかを一度見つめなおしてから、選ぶと面白いかもしれませんね。